言えなかった言葉や、飲み込んだ思いが、画面のあちこちで光っていた。
映画が終わっても、その光は消えなかった。
西加奈子(作家)
何が正しいとかはさておき、わからなくない、知らなくもない感覚だなぁとふんわりですが、思いました。歳を重ねるごとに、親に対して自分は無意識に辿ってるなぁとか追いかけてるなぁとかふと思う時があります。春という季節がその一種の憂いを懐かしくもちょっと暖かくさせてくれているような気がしました。小学生の頃から知っている福田麻由子さんのどこか、何か、満たされない表情や突然見せる大人な表情にドキドキさせられました。素敵です!!!
伊藤沙莉(女優)
映画には作る人の思いが映っていて欲しい。感情の原点はどこにあるのか。
特にさくらの家族のシーンでは監督の個人的な思いを感じて、他人の家を覗き見しているようで引き込まれた。
現実にはロマンや夢よりもまず生活や生息があり、しかしまず存在そのものが気高く孤高なものなんだとさくらが教えてくれた。あのラストカットのように、他人は簡単に届かない場所で生きている。
藤原季節(俳優)
見る前から何がグッドバイなんだろうと気になっていました。
さくらは何と"グッドバイ"したのか、この映画の66分間がとても濃厚で、見終えた今でも考えています。
何気ないと誰もが思う日常がリアルな空間で映し出されているのに、そこには全く何気なくない大切な過去や瞬間があることを感じることができました。
さくらと桜、保育園の子供たち、食卓、出てくる物への愛情が画面越しに伝わってきて心に残る映画になりました。
大野いと(女優)
淡々と日常を見せるようにみえますが
映像の構図とシーンの切り替えがとても綺麗で、
複雑な感情を少ないセリフに絞ってとてもシンプルな表現が心に沁みました。
見せない美学もあるっていうのを感じました。
見る人それぞれが違う捉え方ができたんじゃないかなって思います。
特に結末の展開に驚きました。
余韻を楽しめる作品です。
る鹿(モデル/シンガー)
「舌」と「匂い」が、私の中にもある。
そしてそれが、私にとっての“家族”だ。
この映画を観てそのことを再確認し、嬉しくなりました。
前田エマ(モデル)
桜咲く季節をたゆたうヒロインのどんな時間を切り取って見せるかに関する、監督・宮崎彩のきらめく才気。これを見ずして俳優・福田麻由子は語れないと断言できる、静謐にして熱と悲しみを内に秘めた圧巻の演技。春、必見の一作だ。
暉峻創三(映画批評家/大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)
言えなかった言葉や、飲み込んだ思いが、画面のあちこちで光っていた。
映画が終わっても、その光は消えなかった。
西加奈子(作家)
何が正しいとかはさておき、
わからなくない、知らなくもない感覚だなぁと
ふんわりですが、思いました。
歳を重ねるごとに、
親に対して自分は無意識に
辿ってるなぁとか追いかけてるなぁとか
ふと思う時があります。
春という季節がその一種の憂いを
懐かしくもちょっと暖かくさせてくれているような
気がしました。
小学生の頃から知っている福田麻由子さんの
どこか、何か、満たされない表情や
突然見せる大人な表情に
ドキドキさせられました。素敵です!!!
伊藤沙莉(女優)
映画には作る人の思いが映っていて欲しい。感情の原点はどこにあるのか。
特にさくらの家族のシーンでは監督の個人的な思いを感じて、他人の家を覗き見しているようで引き込まれた。
現実にはロマンや夢よりもまず生活や生息があり、しかしまず存在そのものが気高く孤高なものなんだとさくらが教えてくれた。あのラストカットのように、他人は簡単に届かない場所で生きている。
藤原季節(俳優)
見る前から何がグッドバイなんだろうと気になっていました。
さくらは何と"グッドバイ"したのか、この映画の66分間がとても濃厚で、見終えた今でも考えています。
何気ないと誰もが思う日常がリアルな空間で映し出されているのに、そこには全く何気なくない大切な過去や瞬間があることを感じることができました。
さくらと桜、保育園の子供たち、食卓、出てくる物への愛情が画面越しに伝わってきて心に残る映画になりました。
大野いと(女優)
淡々と日常を見せるようにみえますが
映像の構図とシーンの切り替えがとても綺麗で、
複雑な感情を少ないセリフに絞ってとてもシンプルな表現が心に沁みました。
見せない美学もあるっていうのを感じました。
見る人それぞれが違う捉え方ができたんじゃないかなって思います。
特に結末の展開に驚きました。
余韻を楽しめる作品です。
る鹿(モデル/シンガー)
「舌」と「匂い」が、私の中にもある。
そしてそれが、私にとっての“家族”だ。
この映画を観てそのことを再確認し、嬉しくなりました。
前田エマ(モデル)
桜咲く季節をたゆたうヒロインのどんな時間を切り取って見せるかに関する、監督・宮崎彩のきらめく才気。これを見ずして俳優・福田麻由子は語れないと断言できる、静謐にして熱と悲しみを内に秘めた圧巻の演技。春、必見の一作だ。
暉峻創三(映画批評家/大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター)